代表あいさつ

　創業100周年の意義ある今日を迎え、ごあいさつを申し上げます。
　遠く明治26年極月、刀剣士の称号をもつ創業者君島義八郎が北海道の大地に夢を求め、栃木県大田原市（現大田原市）から岩見沢村（岩見沢市）幌向に入植し、石狩平野において開拓の鍬をうちふるい、更に明治38年、岩見沢市志文の地に居を構え専ら鍛冶業に専念した時から当社創業の歴史ははじまります。
　爾来、艱難辛苦の幾千霜を経て、今ここに100周年の佳節を迎えることができました事に心から喜びを感じるところであります。
　私どもがこの地にありて現在を有するのは先人の余慶であり、私どもの誇りとするところであります。
　また、当社が100周年の長きにわたり、山坂を乗り越え今日まで歩み続ける事が出来得ましたのは、ひとえに株主のかたがたのご協力、お取引先ならびに地域社会のみなさまのお引き立てのたまものでありここに深甚なる感謝の誠を捧げる次第であります。と同時に当社創業以来従事していただいた諸先輩のかずかずの労苦と全役職者のたゆみない努力に対し深く敬意を表するものであります。
　今日を機に私どもは「自主独立」の創業の精神を堅持し、さらなる百年に向けて大いなる飛躍を期すため、事業の多角的展開を推進し、経営基盤の充実に邁進する覚悟を新たにするものであります。
　関係各位におかれましては今後とも変わらぬご鞭撻をたまわりますようお願い申し上げます。
　皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げご挨拶といたします。

平成17年12月